今日は、デジタル・マーケティングについてです。
WEB Marketingと言う言葉にご記憶がある方も多いと思います。
日本はこの分野でさえ、欧米から10年以上遅れていると言われています。
どうして?日本のほとんどの企業はWeb Siteを持っていて、最近は個人で持っている人も珍しくないのでは?と思われますよね。
では、そのWeb Siteは企業の業績に貢献しているでしょうか?
答えは必ずしも「Yes」ではありません。
現在のほとんどの会社のホームページは「会社紹介」です。
それはそれで意味はありますが、「商売」はしていませんね。
一部の楽天やネット証券などはレアケースです。
欧米では、「稼ぐ」Web Siteが当たり前になっています。
そこにデジタル・マーケティングです。
適切な日本語訳はまだなく「顧客体験」と呼ばれています。
最近では、この呼び方が定着してきているとも言えます。
Web Siteを中心に、モバイルコンテンツ、デジタルマディア、人間系、既存のメディアなどを駆使して、顧客の購買活動を全て管理しようと言う考え方です。
最近はAI(人口知能)から派生した、インストア・マーケティングと合流して区別がつかなくなってきています。
根底にはやはり、コンピューター技術、特にメモリー技術の飛躍的な進歩によるメモリー空間でのリアルタイ・ビッグデータ処理が可能になってきたことによります。
しかし、ここで過去IT業界が犯した過ちを繰り返さないための注意が必要です。
処理やプログラムではなく、主役はデーターであるという事です。
テレビ局がどんなに大規模な地上波・衛星波を持っていても、配信する番組(コンテンツ)がなければ誰も見ないのと同じです。
日本は、モバイル化が世界一進んでいます。そのインフラにどうやって魅力あるコンテンツを載せていくか、その勝負です。
今はゲームですね。ゲームまたは音楽などコンテンツも変化してきてもいますが、一番の変化はデリバリー形態と価格です。
レコード屋さんや本屋さん、秋葉原でゲームを買う人はいないでしょう。
先ずは問題提起でした。