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特許

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今日は実際に私の友人の身に起こった話です。


「拮抗する性質(アルカリ性・酸性)をいかに日常の食品に添加するかのノウハウ」


何のことか分かりませんよね。


本年度より厚生省の基準で食品に機能を表示できるようになり、この技術が一気に

大手食品会社の必須技術になりました。


実はこの特許の保持者が、私の友人だったんです。その友人から、諦めに似た内容のメールを受け取っていました。


私は彼に対し「あなたにしかできない事がきっとあるはずだ、探してみろ」と無意識に回答しました。


彼は半信半疑でGoogleで自分の特許情報を検索したところ、ドンピシャでまだ有効であると言う事を掴みました。


一方では、大手食品会社も彼の名前を特定し「この男を探せ!」と動いていました。


次に彼が見つけたのは、facebookのメッセージに溜まっている大手食品会社からのオファーでした。


私の友人は一夜にしてら日本唯一の機能性食品技術者になってしまったんです。


「運が良かった」と言ってしまえばそれまでです。でも、もし彼が特許申請していなかったら、

もし彼が自分の特許情報を検索しなかったら、もし彼が厚生労働省の通達と自分の特許の価値に気づかなかったら、大手食品会社が彼を探さなかったら、そのどれか一つでも欠けていたら、この「奇跡」はおこりませんでした。


私には、これが絶対偶然の産物とは思えないんです。

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