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BPR

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今回は、Business Process reengineering (BPR)につてです。


IT業界やコンサルティング業界で一世を風靡した言葉をいくつかご紹介しましたが、BPRもその一つです。


Wikipediaによると以下の様に紹介されています。

「ビジネスはプロセスからなるシステムとして理解できる(プロセスアプローチ)。このシステムは最終的に利益を出力するが、その大きさはシステム/プロセスの構造や効率によって決まる。昔から継ぎ足しされてきた組織は歪な構造をもち、不必要に細分化され、プロセス間がスムーズに繋がっていないかもしれない。ビジネスプロセス・リエンジニアリングはビジネスをシステムとして分析・理解・再構築(リエンジニアリング)して利益を最大化する活動である。」


1994年頃、日本でもMナマー・Jチャンピー共著の「リエンジニアリング革命」と言う書籍が販売されて、一躍ブームになりました。


以前ご紹介した、DOAの真逆に見えますが、無駄な物や不要な物を省いていくと言う点では同じアプローチだと言えます。


BPRについての当時のビジネス環境をご紹介すると、コンサルティングファームが経営コンサルティングの一環としてコンサルティングビジネスの拡大に利用しました。


ただ、コンサルティングだけでは何も変わりませんから、当時私が勤務していたSAPと言う会社のERPソフトウェアをBPRのツールとして販売し、ITプロジェクトにも進出しました。


IT業界は、その下請けの様な構図になりましたが、私の感覚からすると、一過性のブームに終わりました。


これは、実際プロセスオーナーとして変革や運用の当事者であるユーザー企業が参画しなかったからです。


これは、今流行りのDXにも同じ事が言えます。


後5年もすれば、「ああ、あんなこともあったね」となるでしょう。


話をBPRに戻すと、最近ではBPM(Business Process Management)とセットで考えられています。


BPRだけでは、一過性の変革だけになるためです。


そこで、変革後のビジネスプロセスをきちんと管理運浪することの重要性が認められてきたことと、それを支える監査や内部統制の制度が充実してきたことが背景にあると思います

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