前回の投稿は、私の学生時代に聴講した大学教授の講演にちなんだ内容でした。
今回は同じ学生時代の仕事(アルバイト)についてのご紹介です。
私の卒業した大学は、1980年頃、日本で一番学費の安い大学と言われていました。
もちろん、防衛大学などの支給がある大学を除いてです。
そのせいもあり、私はアルバイトだけで生計を立てていて、色んなアルバイトを経験しました。
その中で、あまり人が経験したことが少ないであろう、舞台照明についてのご紹介です。
当時、私は学部自治会や大学祭その他の実行委員等をやっていて、大学内のイベントをマネージする機会が多かったのです。
幸い、照明機材などは大学の卒業生が舞台照明の会社を経営していて、そこから借りていました。
ただ、それには条件があり、誰かが4年間その会社でアルバイトをすることが必要でした。
私と、もう一人2名が常時アルバイト要員となり、小倉市民会館を中心に各種イベントの裏方を担当していました。
そう説明すると、アルバイト代を貰ってコンサート聞けて良いですね、と皆言いますが、そんな楽な仕事ではありませんでした。
小倉市民会館様にちゃんとしたホールならまだましですが、大学祭のシーズンなどは、ほとんどが、体育館の仮設ステージなので、照明機材など大量の機材の手配・運搬・積み降ろし・設営・本番・ばらし・返却等の休みなしの重労働でした。
舞台には、主に音響と証明があり、全部設営をするのもリハーサルも本番の曲目に合わせた証明プランもありますから、専門性かなりあります。
更に、何度も一緒にステージをやっているアーティストと初めてのアーティストの場合もかなり違います。
舞台照明は、基本は真っ暗にすること(暗転)に青・緑・赤の三原色をベースに色を決めてゆきます。
それと、上から・横から・斜め前方・センターのスポットライト等様々な役割もあります。
まあ、好きでないとできないですね。
という事で、以下に担当回数の多かった主なアーティストをご紹介します。
・八神順子さん
・海援隊(武田鉄也さん)
・ふきのとう
・小田和正さん
・長渕剛さん
・太田裕美さん
・大橋純子さん
・丸山恵子さん
・中原理恵さん
・中村雅俊さん
・北島三郎さん
・宝塚歌劇団
最後に、一番大変で印象に残っているのが、クイーン(フレディー・マーキュリーさん)
でした。
残念なことに彼は亡くなりましたが、イギリスから88トンの機材を持ってきていて、48時間、飲まず・食わず・寝ず、でした。
でも、圧倒的な迫力は今でも覚えています。
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