今回は、ハイブリッドワークについてです。
パンデミックを背景にテレワークが浸透しました。
状況の変化やテレワークの評価により現在はハイブリッドワークが注目されています。
単なるテレワークの次ではなく、ツールに頼るのでもなく、働き方の根幹が問われていると言えでしょう。
以下、解説記事を紹介します。
「ハイブリットワークとは、オフィスワークとテレワークを組み合わせた働き方を意味します。たとえば、週に3日はオフィスに出勤して、残りの2日は自宅やコワーキングスペースで働くなど、自由度の高い働き方が実現可能です。また、一日のなかで多様な働き方を組み合わせることもできるでしょう。
ハイブリッドワークは、より自由度の高い働き方として注目を集めています。それでは、ハイブリッドワークにはどれほどの価値があるのでしょうか。米国の調査会社のWakefield Research社が米国内で働く1,000人を対象に行った調査によると、「柔軟な働き方が提示されなければ、転職を考えたい」と回答した人が47%に上っています。
以下の様な企業がハイブリッドワークを進めています。
Microsoft
Fujitsu
NEC
<メリット>
1.従業員の満足度・生産性の向上が期待できる
企業がハイブリッドワークを可能にすることで、ひとり一人が最適な働き場所を選択できるため、従業員の満足度向上が期待できます。たとえば、育児や介護との両立が必要な従業員に多様な働き方を推進すれば、離職率の軽減にもつながるでしょう。
2.新たな人材を採用しやすくなる
ハイブリッドワークの導入は、企業の採用活動にも影響を与えます。求職活動をするうえで、多様な働き方ができるかどうかは企業選びの条件の一つです。従業員の適切なワークライフバランスを実現しやすい環境を整えることで、人材の確保をしやすくなるでしょう。
<ディメリット・課題>
1.コミュニケーションが取りづらい
ハイブリッドワークのデメリットの一つが、社内コミュニケーションの不足です。従来の出社を前提とした対面の話し合いが難しくなるため、従業員間による意思疎通の方法を見直す必要があります。
2.セキュリティリスク
セキュリティ面の課題も、ハイブリッドワークを導入するうえで懸念すべき材料です。テレワークが普及して以降、電子メールを媒介に感染を広げるマルウェアによる被害相談が増加したデータもあります。
3.人事評価制度の見直しが必要
従来の人事評価制度の見直しが必要になることも、ハイブリッドワークを導入するうえでの課題です。
<対応策>
1.従業員が何を求めているのかを調査する
最適な環境づくりをするためには、まず従業員が何を求めているのかを調査することが大切です。
2.柔軟な働き方をサポートするための社内インフラを構築する
従業員同士が離れた場所でも円滑なコミュニケーションを図るには、社内インフラの構築が必要不可欠です。
3.働きやすい職場環境を作り上げる
従業員の視点で見た、働きやすい職場環境を作り上げましょう。オフィスワークとテレワークを組み合わせるだけでなく、社内での働き方改革にも取り組む必要があります。
4.継続的に従業員にフィードバックをする体制を整える
理想的なハイブリッドワークを実現するには、従業員がフィードバックした内容を集めることも欠かせません。」
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