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Improvements and Re-engineerig

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今回は改善と改革についてです。



改善はトヨタの改善活動に代表的な日本製造業のバイブルと言われてきました。KAIZENと言う英語があるくらいです。


私は、改善は現状肯定型の活動で継続的であり、改革は現状否定型でプロジェクトのように期限があり、時間を掛けない活動だと思います。


他にも、改善に反対勢力はいないが、改革には反対勢力が必ずいるという違いがあります。


ただ、改革には期限があるため、一過性の活動である事を補うために、BPRの進化系としてBPMと言う概念が派生したりしています。


私の経験から、日本でのほとんどのプロジェクトが改革ではなく改善を目指したものであると思います。


ここで、改善と改革についての解説を紹介します。


1, 業務改善に「積極的に反対する者」はいないが、業務改革には必ずといってよいほど反対者がいる。。

2, 業務改善は既存の業務プロセスの中で行う創意工夫の繰り返しであり、業務改革は業務プロセスの一部または全部を破壊して、新しく建設すること。

3, 業務改善は持続的にPDCAサイクルを回していくものであり、業務改革は一過性のプロジェクトである。

4, 業務改善は持続的な活動なのでそれをやめれば効果は低下するが、業務改革は仕組みそのものを変革するため一度成功すれば永続的に効果が続く。

5, 業務改善は一定の手順を踏むことで誰もが成果を上げることができ、業務改革はプロジェクトに向いたリーダーと少数のチームによって完遂されうるものである。


これらが業務改善と業務改革の一般的な違いです。言葉として明確な線引きは存在しないものの、こうして違いを挙げるとそれぞれの特徴はかなり違いことが分かります。中でも特に違う点は、「反対者の有無」です。


業務改善は既存のプロセスの中で、物事をより良くするための創意工夫なので、それに反対する者というのはほとんど存在しません。積極的に創意工夫を取り入れることで自分自身の業務を効率化できるのですから。


しかし業務改革は、既存のプロセスを一部または全部を破壊して、それから新しいプロセスを建設する「抜本的改革」を伴います。そうなると、自分の業務への影響度が計り知れないことから、自然と反対意見が多くなっていきます。これはかなり大きな違いなので、業務改善と業務改革の違いを知っているか否かで成功率が左右されることは間違いないでしょう。


もしかすると、これまで失敗した業務改善と業務改革の取り組みの中には、違いを明確にできていなかったことに起因しているものも多いかもしれません。


皆様にも様々な意見があると思います。


日本ではERRの様なITツールが改革を行ってくれる、または改革を外注すると言う特殊な価値観があるのも事実です。


ツールにしてもシステムにしても使う側の視点が必要ですね。

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