今回で一度纏めをします。
IT業界とはいったい何だろう?これはある意味永遠のテーマかもしれません。
以下今までのポイントです。
1, 日本ではIT業界と言うものが、旧通産省と国内の大手コンピューターメーカーが中心に なって作られた。
2, ITもしくはITシステムと言うものは、利用してその成果で評価されるものであるが、
日本の場合はその開発工数(人月)で評価され、技術も技術者も育ててこなかった。
3, その付けが、今の「IT業界」の人材不足を生んでおり。大手のSIベンダーやコンサルテ ィングファームは高給で人材の取り合いになっている。
4, その取り合いに多くの大手リクルーティング会社が参戦し(最近ではメガバンクも)本 当に人材を必要としている事業会社に人財が集まらず、「IT業界」が人数を独占してい る。
5, 大学等の高等教育機関も一般的な教育カリキュラムしか待たないので、新たな人材が育 たない。
大まかには以上です。
また、最近宗教の様になっているDXが日本で根付くどころか始まりもしないのは、経産省とリクルーティング会社と富士通などを中心とした「IT業界」が独占していることに起因し、大学等の教育機関も新たな育成をしないから、欧米に大きな差を付けられています。
最後に、ではこれから出来る事は以下だと思います。
1, IT(情報技術)は専門的な「IT業界」が進めるものではなく、ユーザー企業が進めるも のとして偏った人材配置を是正する。
2, 意味のないリクルーティング会社極力使わずに必要企業は自分で人材発掘・育成を行 う。
3, 大学等の教育機関も民間企業との講師の交流やインターンシップを活用して、実社会に 必要な人材を育成する。
以上です。弊社も可能な限り実践的なコンテンツを将来大学等と共有して行きたいと考
ています。
Comments