今回は、marketplaceについてのご紹介です。
このmarketplaceも20年くらい前から良く耳にするようになりました。
また、PMOと同じく色々な解釈があるようです。
MarketplaceはEC(電子商取引)の一カテゴリーと言う事が出来ます。
ECは以下の歴史を経てmarketplaceと言う現在のカテゴリーに至っています。
1, B to B : EDIと呼ばれる企業間商取引
2, B to C : アマゾンや楽天等に代表されるネット販売
3, C to C : メルカリ等の個人対個人を含むネット販売
個別にご紹介する前にWikipediaの紹介の一部を紹介します。
「従来からの企業間の電子商取引としてのマーケットプレイスは、中心企業が取引会社と連携し、見積り、受注、決済などを一括して実行するため、システムの構築や運用のコストを抑えられる。 バイヤーは調達コストを削減し、新規取引先の開拓を行うことができる。」
1, B to B
これは、業界標準と言われる業界毎の電子商取引です。
例えば、電子情報技術産業協会ならEIAJ標準、医薬品業界ならJD-NET、流通業なら流通BMS等業界の中で、主に資材調達に使用されます。
ですから、国内標準でも国際標準でもなく、業界に閉じた電子商取引と言えます。
2, B to C
これが殆どの方に身近な形態であり、使用された方も多いと思います。
アマゾンのようなECポータルを製造業が利用して拡販を図りながら、同時に自社のECサイトを運営すると言うのが最近の形態のようです。
自社のECサイトで、物流や決済まで行うのは大変で、この形態が取れるのは主に大手企業です。
3, C to C
この形態は割と新しく、個人や小規模店舗が手軽にECサイトを使えるように建てられたポータルです。
もちろんB to Cと同じように、自分のオンラインストアとの合わせ技もあります。
この形態は、急速に市場を拡大していて、独自製品だけでなく、中古品の流通にも一役買っています。
この様な歴史を経て、C to Cが出始めた頃からmarketplaceと呼ばれるようになりました。
例えばパソコン製造業の場合、marketplaceは以下のような位置づけではないでしょうか?
1, EDIを使用して製品を効率よく生産して、
2, ECポータルを使用して広く自社製品をマーケットに浸透させ、
3, C to Cポータルで中古品を含めて自社製品のブランド力を高める。
つまりmarketplaceは、個別の狭いカテゴリーではなく、あらゆる販売形態に即したOne Stopポータルを目指すものではないでしょうか?
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