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Overseas Business Trip

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今回は、海外出張の投稿です。


皆様もご経験がおありだと思いますが、海外旅行とは全然違ってタフな道のりです。


私が2000年に経験した、道のりを追ってご紹介します。


2000年9月にフランスのお客様の日本へのロールアウトプロジェクトに関する打ち合わせがきっかけとなりました。


当時のロールアウトは海外から日本への展開が主で、テンプレート呼ばれる雛形を元に、日本の要件を最低限取り入れると言うのが一般的でした。


とは言え、お客様のテンプレートの制度はばらつきがあり、日本でどの程度の体制が必要かまた、見積もりをする上でも現地の状況を調査することが必要でした。


会社の出張ですから、エアラインや宿舎もフランスの現地法人に手配をたのみました。


1, 日本~フランス

  フランスと言ってもパリのような都会ではなく、ラ・ロシェルと言う田舎でして、

  ドイツ本社が、ルフトハンザと提携していて、フランクフルト~シャルルドゴール~

  ラ・ロシェルと言う工程でした。


  成田空港で、搭乗手続きを待ったのですが、シドニーオリンピックの応援団の出発ラッ

  シュと重なり、ギリギリになって、航空会社からの呼び出しで、無理やり通してもらい

  い、搭乗口まで全力疾走で疲れました。


  フランクフルトからパリは順調でしたが、パリ~ラ・ロシェルは一日一便しかなく、

  着いたのは真夜中で、田舎町でタクシーが2台しかなく大変でした。

  全行程約24時間でした。


  ホテルは石つくりの古いもので、イギリスと戦争をしていた頃の牢屋みたいでした。

  鍵が古くて開かない、フロントがフランス語しか通じないなど散々でした。


2, 客先へ

翌日、朝食時に現地の新聞で、高橋尚子選手の女子マラソン金メダルを知り、顧客の工 場へ、一日目の打合せは、会社のプロモーションビデオから、部署ごとのシステムの説 明とデモンストレーションからスタートでした。


約3日をかけて説明は終わり、テンプレートの確認を行いましたが、テンプレートは無 く、動いているシステムもベーランゲージがフランス語の為日本では使えず、結局、

日本から、要員を出してフランスで一からテンプレートの開発となりました。


3, ドイツへ

  フランスが終わり、次はドイツへ移りました。

  ドイツ本社にいる日本メンバーの面接でしたが、直ぐに終わる予定でしたが、当時の新

製品の導入実績がドイツ以外では、アメリカと日本しかなく、ヒアリングに参加して、

  こちらの方が時間を要しました。


4, アメリカへ

  そのまま、大西洋周りでアメリカ(ニューヨーク)の予定でしたが、急遽日本から一旦

  戻れと電話があり、泣く泣く日本へ戻りましたが、日本でも滞在時間は約30分、直ぐに

  成田からニューヨークへ、過去に向かって飛ぶので、ほとんど寝る暇もなく仕事でし た。


5, 帰国

  やっとの思いで、全工程を終えて帰国でした。

エコノミーが満席でビウジネスクラスと言う最後にラッキーがあり、大変な10日間が

  終わりました。


この様な事の連続でしたが、今のご時世では、出張自体が不可能なので、こんなことはしばらくないでしょう。



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