今回は、パートナー企業についてです。
私の経験では、SAPと言う会社でのパートナーになります。
パートナーの種類は国によって違いますが、以下の様な分類になります。
1, ISV (Independent Solution Vendor) パートナー
実際に技術を持ち、システムの実装を担当するパートナーです。
成立ちは、中堅のソフトウェアハウスが多く、所謂コンピューターメーカーの下請けです。
キーウェアソリューションやクレスコeソリューションなどです。
2, CSP (Certificated Software Product) パートナー
SAPのソリューションとのインタフェースを保証されたソフトウェア製品を持つパート
ナーで、データアーカイブや連結決算、SCP (Supply Chain Planning) など多岐に渡ります。
グローバルに製品展開している企業が多いです。
3, H/W (Hardware) パートナー
サーバーなどハードウェアを提供するパートナーで、IBMやHPなどです。
SAP社内にコンピテンスセンターというモデルルーム兼動作環境を持つのが一般的で
動作検証から見積もりやCP (Capacity Planning) 等を一括して行います。
4, Chanelパートナー
SAPの製品を再販するパートナーで、IBM等がそれにあたります。
再販のタイプに合わせて仕切り値を決めます。
5, トレーニングパートナー
SAPのトレーニングを行うパートナーで、最近増えてきました。
広い意味では大学等もそれにあたります。
6, Pre-salesパートナー
SAPの営業をサポートするパートナーで、コンサルティングファームが殆どです。
上記のそれぞれ、もしくは1,と3,の両方や、1,と6,等組み合わせも様々です。
中にはユーザー企業が、自社導入したノウハウを外販するケースもあります。日本ではまだ少なく欧米企業を中心に今後増えて行くと思いますし、個人的にも増えて欲しいと思います。
また、最近の傾向として、中堅中小企業向等営業がいちいち時間をかけられない案件について、中堅向けISVをチャネルにして丸投げする傾向もあります。選定にはもう少し慎重にならないと、顧客に迷惑をかける事になります。
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