今回は、SAP S/4 HANAについてのご紹介です。
10年くらい前にHANAと言う商品がSAPからリリースされました。
また最近ではSAP S/4 HANAであったり、S/4 HANA Cloudだったり様々な呼び方があり、その経験やスキルを要求されますが、その意味を正確に説明できる人に会ったことはありません。
HANAと言われるのはDBMSとミドルウェアでIN Memory Solutionと言うものでデータベースサーバーの事です。
メモリー上にデータベースを展開して、高速処理を可能にしたものです。
一方、ERPと呼ばれるパッケージ製品も、R/2→R/3→SAP ERP Solution Suite→S/4と進化しています。
これらの組み合わせが複雑で、Solution SiteはHANAでしか動作しなかったり、S/4の動作環境は?Cloudと言っても、AWSやAzureでの動作は?となると何が本当なのか分からないのではないでしょうか?
日本にSAPが上陸した時には、DATA BASEサーバー、Applicationサーバー、プレゼンテーションサーバーの3階層で、アプリケーションサーバーを増設することで、スケーラビリティが保証されていました。
そして、オープンシステムでマルチOS/マルチデータベース、多言語対応でした。
今それらがどうなっているのか、クラウドではどうなっているのか、保守は?
など、様々な疑問について、調査できた範囲でご紹介して行こうと思います。
先ずは、S/4とHANAの違いから、次回ご紹介します。
また、グローバルシステムでのシステムランドスケープ等について、事例も上げたいと思います。
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