今回も、前回に続いてプロジェクトのご紹介です。
プロセスセクター(石油・化学・製薬等)のコンサルティングの責任者として、多くのプロジェクトを経験しました。
主なプロジェクトは、以下です。
・住友化学
・三井化学
・呉羽化学
・宇部興産
・第一三共
・Exxon Mobile
個別のご初回の前に、日本での早期導入ユーザーは主に組立て製造業でした。
前回のSII/Hitachi/JAE等です。
しかし、グローバルでは圧倒的にプロセス系でした。
Exxon/Novartis/BASF/DuPont等で、組立て系が社員の1割程度しか導入しないのに比べ、プロセスほぼ全部に導入されます。
1, 住友化学
約6000ユーザーのフルモジュールでのBig Bangで、Single Instanceでした。
更に、日本最初のAPO(SCM)ユーザーでもあり、大変なプロジェクトでした。
そのせいで、私がAPOのプロダクトオーナーになり、開発との連携も必要でした。
プとジェクトが完全に暗礁に乗り上げた状態で担当しましたが、一番の原因は、人数が
多すぎる事でしたので、大幅に絞ると同時にベテランに入れ替えました。
2, 三井化学
パートナー(TIS)がメインで、SAPからはインフラの部分に絞っての対応で、TIS側の スキルが高かったのと、三井化学側のプロジェクト体制が強固だったので、住友化学ほど はトラブルはありませんでした。
3, 呉羽化学
パートナー(日立)案件で、営業と連携してプロジェクトの初期段階でSAPから厚く
サポートしたパターンで、トレーニング兼スキルトランスファー案件でした。
4, 宇部興産
これも日立案件で、プロジェクトと言うより、私とベテラン社員が、宇部興産のプロジェ クトマネージャーを直接サポートしました。
住友化学で実績がある、APO2.0を検討されていましたが、3.0まで待ってもらいました。
5, 第一三共
主に担当したのは第一で、日本でのPP-MESの最初のユーザーだったので、ドイツから
かなり日本に来てサポートを受けました。
後に三共に導入され、その後合併しました。
6, Exxon Mobile
アメリカ本社からの、ロールアウトの一種でしたが、日本側にローカルシステムは持た ず、アメリカのシステムを日本から使う形態で、現場が混乱しないように日本側のユーザ ーのサポートが主で、少人数で所謂トレーニングと説得でした。
他にも多くありましたが、先ずは主な物のご紹介です。
この後は、IBMとのStrategic Allianceになりますが、以前に詳しくご紹介していますので、
次回は、波及したNEC/富士通/日立とのアライアンスに触れます。
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