今回は、私の知り合いの医者の話です。
個人名は控えますが、横浜では有名な総合病院の整形外科医です。
外科医とともに、整形外科も緊急手術が多いそうです。
その医師は両手使いで、手術をするそうです。
両手使いは、右利きとかと違って、両手を使えるので足場を変えずに済みますから、手術時間が短いそうです。
外科手術のリスクはいろいろありますが、患者の負担を考えると、時間もかなりのリスクみたいです。
ですから、時間が短くて術例が多い医師には、難しい手術が集まります。
いくらこなしても、切りはありません。
ある日、誰もが無理だと言う手術を執刀しました。
成功して家でゆっくりしていたら、緊急呼び出しがあって、行ったら首から下が動かなくなっていたそうです。
患者の家族は、医師を訴えましたが、同意書があるので法廷にはなりませんでした。
しかし、その医師は病院を追われました。
どんな優秀な人材を抱えても、いざという時その人材を守れない組織はダメだと言う典型です。
一般論もありますが、社員が新しいことに挑戦しなくなると言う、組織の致命傷になります。
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