今回は、システム移行についてです。
システム(特にITシステム)と言うと、新規開発を想い浮かべる方も多いと思います。
私の経験から言うと、新規より今あるものを移行する方が何倍も大変です。
過去、増設・ダウンサイジング・アップグレード等様々な言い方がありました。
これらは、ハードウェアメーカやソフトウェアメーカーの都合であって、ユーザーの意図ではありません。
最近、COBOLのレガシーシステムをJAVAにコード変換して移行に成功した宿直記事を目にしました。
しかしこれは、元のプログラム言語のコンバートでしかなく、やることが同じなら移行とは言えません。
移行とは、あくまで経営環境や社会環境の変化に対応するものです。
以下、移行プロジェクトの解説です。
「新規開発というと、ゼロからシステムを構築する困難さをイメージする人もいるかと思います。一方で既存システムを新システムへ移行する「システム移行」プロジェクトは、比較的に簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、新規開発にも勝る難しさがあります。最近では、トレンドとなっているクラウド化の流れや、ある金融機関の取り組みとして耳にする機会も増えてきているのではないでしょうか。今回はシステム移行プロジェクトについて説明します。
1. システム移行プロジェクトで発生する主な作業
移行プロジェクトでは、「データ移行用のスクリプト」、「移行手順書」などを主に作成することになります。まず、データ移行用のスクリプトとは、古いDBから新しいDBへデータを移行するためのプログラムです。次に、移行手順書とは、システム移行当日に行う作業を記載したものです。記載される内容は、作業内容だけでなく、作業時間、作業担当者、作業が終わった後の関係者への連絡方法、コンティンジェンシープランなど、当日の作業内容が詳細に記載されています。
2.移行を成功させるために注意すべきこと
・正確にデータを移行すること
・当日の移行手順を明確にすること
・期限の時間までに移行が終わること」
どんなに綿密な計画を立てても、そもそも出来ない移行もあります。
其見極めが最も重要なのかもしれません
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