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すべては一杯のコーヒーから

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すべては一杯のコーヒーから(松田公太)を読んで        「使命感と情熱を持って目標に向かえばそれは実現する」プロローグにあったその一言に私は釘付けになりました。 松田氏は、ボストンで運命の一杯のコーヒーに出会い、自分の中に存在していた情熱に気付いたのだと思いました。誰でも持つ権利がある情熱だけを武器にシアトルへそして日本にがむしゃらに進んでいく姿は、常人には狂人に見えたのではないでしょうか?でもそこまでやるから情熱です。 情熱を武器に世界を回り、それが昇華して使命感に変わっていく過程も考えさせられました。使命(松田氏の場合は「食」を通じて世界の架け橋になる)とは誰にでも持てるものではないと思いました。持つためには自分を信じること、自分は使命を持ってこの世に生まれてきた意味のある人間だと信じることができた人間だけのものだと思います。自分の、日本を支える全ての中小企業に最先端のマーケティングシステムを、と言うものが使命と言えるのか考えさせられました。 使命感を持つと松田氏はすぐ行動に出ます。一見何でもかんでも遣っているように見えてもそこには使命感が一本通っているので、結局色んな人を巻き込んで行きます。一見偶然や行幸に見える出会いや運命も決して運や偶然ではなく、使命感を持って努力を怠らなかった人にだけ訪れることは私も今回の起業を通じて確信しています。使命感を持った行動は人を動かし、人を集めるのだと確信しました。 使命感を維持するのは容易ではありません。自分を信じられないと人も信じられませんし、自分が諦めたら全てが終わります。自分を信じることも諦めない事も難しいと思いました。でも、誰にでもそうなるチャンスはあると思います。実行することで自信を付け、失敗を繰り返すことで、諦めない自分を作るのです。それしかなく、教科書を読めばできるものではありません、それは明治期の日本の歴史が証明しています。 その経験が、松田氏の経営理念であるフェロー(仲間)に繋がっていきます。私もそうでした。価値観の同じ人たちをセミナー回りで集めコミュニティーを作り寝ないでメルマガを発信し、その中からフェローが生まれてきました。偶然ではないと信じています。もし、疲れてセミナーをサボっていたら、遅刻して席が違っていたら今のフェローはいませんでした。これも偶然ではないと思っています。 最期に現状に甘んじないで、常に前進して行く事、私が見てきた数人の経営者の中には、過去の成功体験が捨てきれず、倒産の憂き目にあった人が何人もいます。これははっきり言って恐怖に似た感情を覚えました。現状に甘んじて将来の目標を見失しない、自分のコアビジネスが何だか分からなくなった経営者を何人も見てきた私としては、この現状に甘んじないで常に先に進むということが一番大事な経営者の役割だと思います。ただ変えればいいという訳ではありません。あのIBMがマーケットを誤って軸足を踏み外したために、今大変な事になっています。常に心に置かなければならない事だと思います。 この本を通じて、私が起業途中でやってきた事は決して大きく外れていないと思いました。しかし、マーケット・顧客に受け入れられてのビジネスです。基本が出来ていないと、大きな間違いを犯すと思いました。この本はある意味私への警鐘ではないかと思いました。確かに今は大変です。でもそれを理由にせず、常に学ぶと言う姿勢だけが自分とその仲間を守るのだと改めて考えさせられた著書でした。


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