外資と内資の違いについて少し触れます。
1, 内資は比較的歴史のあるケースがあります。それに対して外資はスタートアップに近
会社が多いです。
アイネスは1964年の創業でしたが、SAP Japanは1992年でした。
2, 顧客層はアイネスが地方自治体中心でしたが、SAP Japanは民間企業でグルーバル企業が多かったのが特徴でした。ただ、ドイツから日本に上陸して、日本の大手企業を顧客にしたいと言う大きな方針もありました。
3, 組織はアイネスが比較的ヒエラルキーが深いのが特徴でそれに対しSAP Japanはフラットな組織で、一時は直接も部下が100名くらいの時もありました。
4, アイネスの上司は課長で、よほどのことが無いと社長を始め上層部と会う事は少なかったです。私は社長室のような立場もありましたので、狩野健司とはよくあっていました。
一方SAPでは、日本の社長に呼ばれることは多かったように思います。
外資はグローバルHQとのやり取りもあり、フラットの割にはレポーとラインは複雑でした。組織の変更は外資では殆ど毎年で内資はあまり変わりませんでした。
5, コミュニケーションは外資の方が会議は多かったのですが内資の会議と違い時間は短かったです。
ここまで、一般論かも知れませんが違いを挙げてみました。
両社の共通点もありました。それは、当事者意識が無いと何も物事は進めないという事で、
やはり本人次第でした。
あと、英語はあまり関係ありませんでした。
次回は、営業活動や予算、それと人事関連に触れてゆきます。
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