今回は、営業活動・予算・人事面についてです。
1, 営業活動については、私が経験した内資企業は、営業は営業であまりチームと言う考え
方はありませんでした。営業は話だけして、分からなくなったら「SEを行かせますから
後はよろしく」と言う完全なリレー方式です。
一方外資では会社にもよりますが、アカウンチチームで動きます。年初にアカウン
プランニングセッションがあって、徹底的にレビューされます。このセッションで一年が
決まります。
2, 予算については、内資は課の予算は部長が決めて割り振る形で、上司次第でしたが、外資はグローバルやリージョンから降ってきます。内資の様に調整の余地はありません。
厳しいようですが、分かりやすい一面もありました。
売上利益の予算と人件費やアライアンス先の予算もあって、外資は内資の会社に比べて予算規模の桁も違いました。
3, 外資と内資で一番違うのは人事でしょう。内資は学校の様に管理職は試験で決める企業も多かったですが、外資はある日突然部長になったり本部長になったりして、最初は戸惑いました。人事評価も目標設定から評価までグローバルで統一されていました。
外資にあって内資に無かったのは、メンター制度や上司の評価にメンバーの意見が反映されたりすることです。いろんな国の社員と一緒に仕事をするので、統一性や分かりやすさ、透明性が問われました。
後、内資では残業が多かったりする人は、頑張ってるという事で評価が良かったりもしましたが、外資では残業が多い人は能力が低いと全く逆の評価になりました。
外資と内資それぞれの違いはありましたが、私は外資の方がやり易かったです。
前にも紹介しましたが、本人次第であることが大前提ですが、やる気がある人は外資の方が
合っていると思います。
将来独立を考えている人にも。
最後に人材育成や投資についてですが、外資の方が優れていたと思います。最近は内資大手も人材を高給で外から引き抜くケースもありますが、基本的には外注に対する丸投げと同じです。
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