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戦略が無い日本人/日本企業/日本政府 – 今からでも対応は遅くない

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緊急事態宣言が5月31日まで延長、名古屋や福岡も対象となりました。


ご存知の通り、台湾は去年からコロナの封じ込めに成功しています。今年に入ってイスラエルや米国等ではワクチン接種が進んでいます。


50代前半の米国の知人からは1ヶ月前に「1回目のワクチン接種、終わった。7月には米国は通常に戻る」と連絡が来ていました。


あれだけ去年はコロナで大打撃を受けていた英国ですら、明確なマイルストーンとロードマップに基づき、都市封鎖が段階的に解除されていっています。


なのに、去年は上手く対応しているとされていた日本は、この状況です。

特に危機的なのは、医療崩壊寸前であることです。


今回の緊急事態宣言の延長は、「効果が無いため中止する」でもなく、「効果を出すために徹底する」でもなく、全く方針無し、中途半端です。


コロナ対策を期間限定で徹底して行って短期間で決着させるのか、台湾の要領で、ITその他で上手く封じ込めて極力通常の日常生活を維持させて経済への打撃を最小限にするのか、全く方針がはっきりしません。


休業を要請される施設・店も、本当に不要不急で感染が起きやすいところは入っていない(例:パチンコ、ゲームセンター)等、方針がはっきりしません。


一般的に日本企業や日本人も戦略が無いと言われます。「何となく」、「他社もしているから」だったり、論理的・体系的な意思決定に基づかずに根性論で済ませたりすることが多いです。


これは手掛けている案件からも痛感していることです。ある案件では、例えば海外からは二言目に「日本(の部門/メンバー)には、体系的なプロセス、戦略等が無い」と言われ、海外と日本の間を取り持つのが大変です。


他の2つの案件では、「これもしたい、あれもしたい」と方針が無く、どのようなビジョン・目標達成に向けて、どのようなロードマップで、有限の経営資源をどれに集中的に配分するのかがありませんでした。但し幸い、本年度、良い感じで軌道修正しつつあります。


英語でBetter late than neverとのことわざがあります。「(今さらでも)遅れてもやらないよりはまし」という意味です。後付けであっても、方針・指針を明確にし、戦略的に物事を進めるようにすれば、状況はきっと好転します。

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